私は公共建築の設計を数多く携わってきました。
それらの多くは行政や利用者のそれぞれの意見を交わすワークショップ形式ではじまります。
そこで感じたことは建物を建設するのになれた人と日常に使う人の言葉の違いでした。
その言葉はどちらも大切です。双方の言葉を設計図に置き換えて提案するのが私たち設計者の役割です。
どちらの思いや言葉をうまくくみ取る対話の場をつくるのが私たちの役割のひとつだと考えました。
その経験は構造や設備を含めて総合的なビルディングタイプの住宅にも最適な考えでした。
個人住宅はもちろん、二世帯住宅など関わる人たちの意見をくみ取り答えをつくっていくことができます。
お客さまだけの注文住宅の設計をするには、ご要望をお聞きしプランに反映するだけでなく、新築の場合は敷地の現況を把握し、法的条件・近隣敷地の状態を整理したり、リフォームの場合は既存建物の目視による簡易調査をして確認をすることが必要です。その結果をふまえ、よりよい提案に努めます。
打合せは、長年にわたって当事務所がまとめた書籍や資料、建築建材のサンプルや、ネット上の資料をもとに選定の判断材料としていただくため、当建築設計事務所で行っております。
それと同じく実際に会うことにも重点を置いています。 数量や好みの素材などの情報の積み重ねだけではできません。 提案や対話の際の表情や息づかいも設計のヒントになるからです。 普段気にされていない日常のあたりまえを知るチャンスと捉えています。
※昨今の情勢でZOOMなどのビデオ会議システムも取り入れています。
プラン作成は、注文住宅の設計におけるファーストステップで最終ではありません。1回のプラン提案でお客様が満足いくものはできません。人が暮らし心を癒す住宅は、システム化されたパーツを組み合わせていく人工物ではありません。
その住宅に暮らす方の想いが何よりも深く反映されます。だからこそ私たちは対話を重ねて、お客様の想いに寄り添いたいと思っています。 大切なのは住宅設計のパートナーとしてお互いに力を尽くす事が、夢の実現に向けての成功の一歩だと私たちは考えます。
その思いを探るためにプランを提案します。
提案数は、数案出すこともありますし、1案に絞ることもあります。
設計を託していただいたお客さまがその提案を聞きやすく、
意見しやすい、選択しやすい提案を行っていきます。
いずれにしても私どもの自信を持った提案です。
打合せの中にヒントがあります。
それを引き出すにもお客さまにあった資料や下ごしらえが必要です。
それには分析したり、リサーチしたり、ヒアリング内容を照らし合わして それを基にプランしてみたりなどそれ相当の時間がかかります。
設計するには目に見えない要素が実はたくさんあるのです。 逆に言えば、設計図の分量以上の、見た目以上の情報やデータが含んでいるといえます。 それだけでも価値のあるものになっていると自負しています。
通常は2~3週間ごとに打合せをお願いしています。
では、家を建てるのに、設計事務所、ハウスメーカー、工務店、どこといっしょにすればいいでしょうか?
詳しくはこちら。「建築家(専業の設計事務所)とハウスメーカーの違い」
映画を観ていたときのことです。
その完成にはそれに行き着くまでに様々な試行錯誤で行われています。
最近では、その制作風景も映像化されたりして世間に知られることが多くなってきています。
それはもうひとつのドラマです。
そのドラマは第三者でみていても十分見応えがあります。
それ以上に当事者になればどうでしょうか?
いままでに体験したことがない世界ではないでしょうか?
設計の行為はまさに映画でいう「メイキング」です。
建ち上がり、できあがることを想像することはワクワクしませんか?
そして、思い描いたものが実際に建ち上がっていうのです。
完成をともに迎えましょう。
私たちがお供し、お連れします。
大阪の設計事務所が創る家/住まい・注文住宅の住宅設計は、住み始めてからも愛着がまし共に過ごす時間を楽しんで頂けます。
ビル・マンションの設計、家造り・注文住宅の設計でこだわりの建築を大阪の建築家:無二建築設計事務所と叶えてみませんか。