土地探しに関わらず、不動産探しは立地、価格等の要望だけではなく、不動産に関わる法令、税制、取引の慣行などがあり、不動産に対して素人である一般の方には難しいものです。
さらに不動産業は他の業種に比べて比較的参入しやすく、強引な対応をする営業マンもまだ多くいます。
しかし、疑ってばかりではせっかくの良い物件を逃してしまします。
身内や知人など信頼がおける方に不動産知識に長けた方がいれば一番いいと思うのですが、なかなか難しいと思います。あまり多くの意見を聞き過ぎるのはお勧めできませんが、不動産探しにもセカンドピニオンが必要かと考えます。
これしかない、今しかないと一つの物件をごり押ししてくる営業マンは疑った方がいいかも知れません。
確かにいい物件はすぐに成約してしまいますが、情報力のない営業マンに惑わされず、もう一社訪ねてアドバイスを受けてみるのも良いと思います。
あと営業マンも人間です、相性の良いお客様、対応の素敵なお客様には必要以上の対応をするものです。
媚びる必要は全くありませんが、営業マンとの良質な関係を保てるような最低限の礼儀や対話を持つのも大切な不動産探しのファクターであると思います。
不動産情報で、今どこどこの土地がこのような諸条件で、この価格・・・。
こんな情報は、本来は情報を一元化し、有免許会社でデータベースを共有するのがマクロ的に見ても必要な事だと思います。
しかし、この不動産業界はインターネットがずいぶん普及し昔よりはずいぶん改善というか時代の流れにより改善しましたが、まだその情報は一部の業者間で持ち合いされ、血が通っているとは言えない状況です。
さらに詳しく言うと中古物件の居住用物件に関しては、これは私の憶測ですが9割以上市場で公開されています。
(中古マンション、中古戸建住宅など)
その反面、事業性のある不動産物件(土地、収益建物、新築の建売物件)はかなりの割合で、一部の業者間で持ち合いされ、公開されていません。
これは悪意があるものもあるかもしれませんが、古くから変わっていない法律、慣習、慣行の温床です。そんな中、特に土地探しは本当に難しいものだと言えると思います。
現在は消費者保護の観点で、消費者が過保護ともいえる時代ではありますが、購入金額そしてその後の人生に大きな影響を与えることの考えられる特に土地探しには決して業者任せにするのではなく、相談できる建築のプロである建築家・設計事務所などの専門家、そしてご自分でも予備知識として習得しておくことも大切であると考えます。
執筆協力 : 株式会社 イーナリンク
代表取締役 林 和男
大阪の設計事務所が創る家/住まい・注文住宅の住宅設計は、住み始めてからも愛着がまし共に過ごす時間を楽しんで頂けます。
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