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建築家との家づくり:建築家・設計事務所 大阪|注文住宅の住宅設計
サッシの下枠=レールに、雨水が溜まる

風を伴う雨が降った時、サッシの下枠=レールに、雨水が溜まる・侵入の理由

アルミ連窓サッシの鉄骨住宅
 

高い外壁面の下部にサッシを取り付けている場合や、サッシ自体の高さが高い場合等で、激しい雨や、風を伴う雨が降った際、引き違いサッシの下部=レールに雨水が溜まる場合があります。

住宅用の引違いサッシは『水密構造』をとって、外部から水の侵入ができるだけ室内側に及ばないように対応をしています。

 

『水密構造』をとることで、風圧力や大量の水に押されて室外側のサッシ下枠内に水がある程度たまると、サッシの下枠内で水の重力で浸水を押し返そうとする力が働き、バランスをとる(水をためる)ことで雨水の浸入を抑えます。

 

この溜った水が室内側のサッシの下枠(レール部分)ににじみ出てくる場合があります。

 

 メーカーは、

『お客さまによっては、この水がたまることによって不安感をもたれることがあるかもしれませんが、

 これは住宅用サッシの構造上起こりえることであり、機能・性能の悪さによるものではありません。

 と説明しています。

 

 詳しくは、⇒ ⇒ ⇒ 【 LIXL トラブル診断 ⇒ サッシ 】 

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          【 サッシ 引き違い窓 】

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           ☆ レール部 に雨が 溜まる をご覧ください。

引違いサッシの水密構造は図のようになっています(下記説明文・写真は、LIXILより ⇒ 【サッシ | レール部に雨が溜まる】を抜粋しています。さらに詳しくは、クリックしてご覧ください

自邸(:建築家邸) の状態

風を伴う雨の時

風を伴う雨の時、サッシ下端レールに雨水侵入

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風を伴う雨の時、サッシ下端レールに雨水が溜まっている状態

風を伴う雨の時、サッシ下端レールに雨水侵入

激しい雨や比較的に強い風を伴う雨天時には、大量の雨水がサッシに流れ落ちるため、室外側のサッシの下枠(レール部分)に水が溜まりやすくなります。

建築物の形態にもよりますが、サッシの直上部に軒・庇などを取り付けると、上部からの降りこみが軽減されるため、サッシの下枠=レールに雨水の溜まりを軽減又は、多少防ぐことができます。

(参考)雨の強さと降り方:気象庁HPより

1時間雨量
(mm)
予報用語人の受けるイメージ人への影響屋内屋外
10以上~
20未満
やや強い雨 ザーザーと降る 地面からの跳ね返りで足元がぬれる 雨の音で話し声が良く聞き取れない 地面一面に水たまりができる
20以上~
30未満
 強い雨  どしゃ降り 傘をさしていてもぬれる   寝ている人の半数くらいが雨に気がつく   
30以上~
50未満
 激しい雨  バケツをひっくり返したように降る  道路が川のようになる
50以上~
80未満
非常に激しい雨  滝のように降る
(ゴーゴーと降り続く)
 傘は全く役に立たなくなる   水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる 
80以上~  猛烈な雨 息苦しくなるような
圧迫感がある。
恐怖を感ずる
  • (注1) 大雨によって災害が起こるおそれのあるときは大雨注意報や洪水注意報を、重大な災害が起こるおそれのあるときは大雨警報や洪水警報を、さらに重大な災害が起こるおそれが著しく大きいときは大雨特別警報を発表して警戒や注意を呼びかけます。なお、警報や注意報の基準は地域によって異なります。
  • (注2) 数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析したときには記録的短時間大雨情報を発表します。この情報が発表されたときは、お住まいの地域で、土砂災害や浸水害、中小河川の洪水害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。なお、情報の基準は地域によって異なります。

 

参考|雨漏りと耐震対策を金属板屋根の葺替えで解消した事例

平成7年(1995年)の阪神・淡路大震災では、重い屋根瓦が原因で多くの木造住宅が倒壊したと報じられています。

金属鋼板屋根の重さは、瓦屋根の約10分の1と軽量(1㎡あたり約6~7kg)なため
建物への負担が少なく、 専用ビスで固定するため地震時の揺れなどの追従変化に対応し、
地震や台風などの災害時にも安心度が高まります

屋根や外壁の防水性を高める際に、耐震性も合わせて考えた事例としてご紹介いたします。

 

  1. 既存瓦屋根の撤去

    瓦屋根の下地(土など)を排除しながら朽ちた木材を取り替え、新設の屋根下地の復旧を図ります。

 

既存瓦屋根を撤去

 

  1. 野地板や垂木・防水シートで下地施工

    野地板(下地ベニヤ)を復旧し、防水シートを張り巡らし鋼板屋根の下地を施工。

 

野地板や垂木・防水シートで下地施工

 

  1. 金属板横葺きで完成

    金属屋根はその優れた性能とデザイン性で住まいづくりのニーズに幅広く応えることができます。

 

金属板横葺き

詳しくは「住宅の耐震リフォーム(メンテナンス リフォーム)」にて

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