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阪神淡路大震災・東日本大震災と日本列島周辺のプレート

 大震災(阪神淡路大震災・東日本大震災・他)が及ぼす被害

毎年1月は、阪神・淡路大震災が、また、3月は東日本大震災が起きたことが脳裏に浮かび我々に防災の警鐘を呼び掛ける月す。

震災により、壊れた住宅・建築

震災により、壊れた家/住宅・マンション:大阪の建築家|設計事務所

阪神淡路大震災

平成7年(1995年)1月17日午前5時46分に起きた淡路島北淡町を震源とするマグニチュード7.3の阪神淡路大震災では、淡路島、神戸市、西宮市、芦屋市などが、震度7の烈震に見舞われ、死者6,434人、重軽傷者43,792人、全半壊家屋(:住宅)274,181棟、消失家屋約(:住宅)7,500棟、避難者約35万人。
(上記内容は、異なるかもしれませんので関係各所にて確認してください。)

東日本大震災:農林水産省資料より

2011年3月11日午後2時46分。三陸沖を震源に巨大地震が発生しました。
東日本の各地で大きな揺れを観測するとともに、海岸線に壁となって押し寄せた津波により多くの人命が失われ、東日本をはじめ、日本各地に甚大な被害をもたらしました。

マグニチュード9.0と発表された東北地方太平洋沖地震は、1994年の北海道東方沖地震の8.2、1995年の阪神淡路大震災の7.3を大きく上回る国内観測史上最大の地震となり、宮城県栗原市では震度7を記録しました。太平洋プレートと北アメリカプレートの境界で起こったこの海溝型地震は、震源域が岩手県沖から茨城県沖までのおよそ南北500km、東西200kmという広大なもの。
これまで想定されていた地震の規模を、大きく上回る巨大地震だったのです。
地震に伴って発生した大津波は、北海道から関東の太平洋沿岸へ押し寄せ、漁船、港湾施設、さらに住宅地や農地を呑み込み、大きな被害をもたらしました。
死者と行方不明者の合計は2万5,949人であり、関東大震災の10万5,000人あまりに次ぐもの。また、津波により冠水した面積は宮城県、福島県など6県で561km2(山手線の内側面積の約9倍)におよぶとみられています。
多くの尊い命とともに家屋や産業に大きな傷跡を残した東日本大震災の被害規模は、16兆~25兆円にのぼると政府は試算しています。

地震が及ぼす影響

私達が経験した阪神淡路大震災

大阪に住む私達も、初めて味わったこの大きな揺れに目が覚めました。
住んでいる住宅・マンションは、設計事務所(建築家)が耐震設計に準じて設計し、建てられた建築物です。
棚が大きく揺れ、バルコニーに面するアルミサッシが大きな揺れに追従し『ガタ、ガタ』と音を出し、倒れ・壊れるのかと・・・。

テレビで映し出される神戸方面の映像は、今も鮮明に記憶に残っております。
多くのビルやマンション、木造住宅などの建築物が破損・倒壊・崩壊し、高速道路・高架の道路や鉄道が落下・破壊され、インフラ(水道・電気・ガスなどの)も寸断され、都市機能が長期にわたり麻痺状態に陥った災害は、口頭で・文章ではとても表現できかねない状態でした。

屋根瓦の重みが負担となり壊れた住宅・建築

屋根瓦の重みが負担となり壊れた建築:大阪の建築家|設計事務所

建築基準法に準じて建築した建物が損壊・倒壊しております。
住宅密集地で倒壊した建築物は、道路をふさぎ、防火水が不足し、消火活動ができず多くの尊い人命が奪われました。
これにより、長い道のりを経て、都市計画の再構築がなされました。

海辺に近い街並みでは、液状化現象による被害を考慮しなければいけない建物の設計配慮はどうすべきか、・・・
またここでも、既存建築物はどうあるべきか、・・・

地盤が液状化現象により破損

地盤が液状化現象により破損:大阪の建築家|設計事務所

社団法人:東京共同住宅協会による【阪神淡路大震災建物の被害状況データ】では、
1.昭和56年以前の木造軸組み工法の住宅は非常に被害が大きかった。
2.昭和56年以前の建築物は工法等に関係なく全般的に被害が多かった。
と評されているように旧耐震基準か新耐震基準かで建築被害が分かれていることが指摘されております。

現在建つ建築物は、大きな震災に遭うごとに新しい知見を得て、改訂強化されてきております。
しかし大震災ごとに、これが繰り返されれば、耐震基準は無限大に右上がりとなり到達点はどこに落ち着くのか、・・・
その一方で、改正された規定は既存の建築物には遡及されないため、いわゆる既存不適格の建物を生んできています。

日本列島周辺のプレート

日本列島周辺のプレートには、大きく分けて
 ① 糸魚川-静岡構造線
 ② 日本海溝
 ③ 駿河トラフ、南海トラフ
 ④ 相模トラフ
4つのプレートがあります。
多くの活断層が存在し地震の危険とは、背中合わせであります。

 詳しくは、⇒ ⇒ ⇒ 日本列島周辺のプレート

地震発生の原因:日本列島周辺のプレート

日本列島周辺のプレート:大阪の建築家|設計事務所

人は、人知で確認でき得ない地盤深部で起こりうる地殻変動が建築物に及ぼす想定でき得ない影響を、認知しないといけません。
自然の脅威に対して、我々はどうすればよいのか・・・。
不意の自然現象にはできるだけの対処はすべきであると思います。

日本の各地では、1月・3月は建築の耐震設計という大きな課題に耳を傾ける月でもあります。
震災の記憶の風化に対し、震災の伝承、被災者の高齢化という重い課題が現実に突きつけられています。
不測の災害に、どいう処置をしておけばよいのか考えさせられます。

 

不意の災害に対して

 

阪神大震災・東日本大震災や他の大震災で建築基準法に準じて建築した建物が損壊・倒壊を受けた事例があります。
   人間が確認できない地盤深部で起こる地殻変動が建物に及ぼす影響を想定できないことは、認知して頂かないといけませんが、
   不意の自然現象にはできるだけの対処はすべきであると思います。

 

建築物(家/住宅・マンション・商業施設・ビル・公共施設・他)に求められる一番重要なことは、家族・使用する人が安全に暮らせ・利用できること。
そのためにも、自然災害が及ぼす影響には、できる限りの対策が大切な要件です。
新築はもちろんリフォームされる際にも、できるだけしっかりと建築費用と相談しながら考える事をおすすめします。


無二建築設計事務所では、耐震住宅で多くの設計実績と、長年の設計経験から、地盤への考慮を含め、ご予算やご要望に応じた地震に強い家・住宅設計の提案をします。

 注意:当ページの内容は、内容表現の相違・年度によって変更がありますので関係各所にて確認してください。

地震に強い注文住宅の設計について もっと詳しくお知りになりたい方は下記もご参照ください

  • 耐震等級

    耐震等級について

     

  • 耐震住宅、地震に強い家の基礎知識

    安心安全な地震に強い注文住宅の設計

  • 耐震のSE構法・テックワンの家

    耐震性を高めた注文住宅の設計

 

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