無垢フローリングでマンションリフォームを
マンションリフォームをお考えの方から、「天然素材・自然素材に囲まれたナチュラルな雰囲気の住宅に暮らしたいのだけど、マンションでは無理ですよね・・・。」というご相談を受けました。
天然素材や自然素材に包まれた、健康に配慮した心地よい住宅空間は、一戸建ての注文住宅の設計ではないと、とあきらめていませんか？
マンションの床材合板：フローリングでは、規格化された工業製品である複合合板フローリングが一般的ですが、最近は中古マンションをリフォームして、床に自然素材である無垢材のフローリングを取り入れた暮らしを始める人が増えています。
【複合合板フローリング】とは、複数の板を接着剤で張り合わせ、表面に天然木の薄板を貼りつけた製品で、バリエーションが多く均質な美しさがあり、合板と合板の目地も小さく、水にも強いため、お掃除がしやすいメリットがあります。
また、最近の新築分譲マンションでは「遮音性能」が重視される事から、複合合板フローリングの遮音タイプが採用されることが多いようです。
木の持つ暖かさや自然の風合いでは、天然素材・自然素材そのものである無垢のフローリングにはかないません。
【無垢材フローリング】
無垢材フローリングは、100％天然木を使用した製品で、天然素材である無垢材の木質感や、肌触り・足裏の感触は、何とも言えない心地よさがあります。
自然素材ならではの湿気を保つ調湿機能を持ち、年を重ねるごとに味わいが増していく点も魅力です。
ただし、自然素材であるゆえに、傷がつきやすく、反りや割れが起きやすいです。
その変化もデメリットとしてとらえるのではなく、個性として楽しむと、規格化された工業製品にはない趣が生まれてきます。
自然素材の無垢材を楽しむためには、まずはしっかりとその個性を理解することが設計ポイント。
簡単に【無垢材の個性】をまとめてみました。
・自然の恵みを受けた天然木・自然木に囲われた健康住宅での生活は、森林の中にいるような癒しの爽快感があり、住宅環境の調整の役目も担います。それは、自然素材である天然木が呼吸し続けるからです。
・木材には最適な湿度を保つ特性があり、結露の発生を抑えます。
・木材は表面の温度が安定しているので、夏はさわやかで涼しく、冬は、ほんのりとした温もりを感じることができます。
・木材の温もり・美しさ・肌触り・手触りは、心を芳醇にしてくれます。
・経年変化による味わいがあります。
・床を素足で歩けばさわやかで、衝撃に対しての弾力性にも優れています。
・傷が付けば削って磨く事でメンテナンスも可能です。
・軟らかい樹種は足への負担が少なくなります。
デメリットは一番に 材質にもよりますが『 汚れ・傷が付き易い 』 事です。
・反りや曲りについては、あらかじめ乾燥させた無垢材を用いることで、トラブルを低くすることができます。
・色のばらつきや変色、節や節かげ、入り皮などはデメリットとして考えず、自然素材ゆえの表情として楽しむ事が出来ます。
・価格が高くなりがちですが、節入りなどの無垢材やリーズナブルな樹種を選ぶのも一案です。
健康面などのメリットと鑑みて、それぞれの生活スタイルにあったフローリングを選んで、日々の暮らしを楽しむマンションリフォーム。
★マンションのリフォームで無垢材のフローリングを敷設する時には、張替だけでなく、防振ゴムを敷くなどの対応をしておくと、下の階の方にも、ご自身にもストレスが少なくなりますね。
参考 → → → 住宅・マンションのリフォーム・リノベーション
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