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住まいの10年目レポート

リノベで選んだ床材のこと

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肌が触れるところはできるだけ素材を感じるものをと思っています。

 

素材感とは、模したものではないもの。本物というか、実際のもの。
木材をはじめ、金属や土も含みます。
理由は、それがやはり自然なことだからだと思うからです。
肌触りや物質のもつ温度や堅さに違和感がない
普段の生活において、その違和感を毎日感じたり、
身体が(勝手に)反応すると負担が蓄積するんじゃないかとも思っている。
柔らかいものは柔らかく、冷たいものは冷たく、みたいな。

 

建築家だから高価な素材?

 

設計者だから高価な素材を使うかといえばそんなことはないです。
内装材は珪藻土やしっくい、板張りなど
全てにおいてそうしてもいいかなと思ってたりするのですが、
コストがあってきません。
適材適所のセレクトできることが大事じゃないかと思っています。

 

なので、手や足に直に触れる内部建具と床材は
できるだけそのようにしたいとは思っています。

 

リノベーションの床選び

 

素材にこだわる依頼者もいらっしゃいますが、
どの程度の思い入れなのかはよくヒアリングして決定していきます。
ビジュアルだけで考えている方が少なからずおられて、
素材の持つ特性まで受け入れることができない方も
いらっしゃたりするためです。

 

もとい、自宅の場合。
床材を全て無垢材でと思いましたが、
コストが合わず。

 

では、どんな基準で選定したのかを綴っていきます。

 

素足かスリッパか?

 

裸足生活

 

基本的に素足で過ごそうと思いました。
なので、柔らかさや温かみを感じるものがいいと思いました。
カーペットという手もありますが、
春夏秋冬をイメージすれば、木がふさわしいか。

 

スリッパはWCくらい。
掃除しやすい素材にしよう。
掃除のしやすさでいえば、水廻りやキッチン廻り。
WCと水廻りはビニルタイルでいいかな。

 

キッチンは、LDと一帯だから、
機能か、意匠か
どちらを優先するか?

 

ユニットバスは、サーモフロアが標準だけど、
オプションでタイルがあるな。

 

玄関は傘を持ち込んだりするから、
雨ニモマケズなものがいいか。

 

(具体的な素材は次回)

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