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知っておきたい建築の学び

クロス=壁紙の選び方

無二建築設計事務所 大阪の建築家|住宅設計 リフォーム

長年にわたり、新築・リフォームでマンション・家・住宅の設計の創作に携わってきた建築家・設計事務所の観点から、アドバイスいたします。

 

住宅の中で中心的存在のリビングの雰囲気を大きく左右する素材の一つでありながら、造作家具・据え置きの家具などとの調和で迷いがちな【クロス(壁紙)選び】。


住宅を新築・リフォームしてリビングの空間構成において、当初の想いよりも満足したとしても、壁紙の選び方で、一段とセンスが良くなったり、悪くなったりと、部屋の印象が異なってきます。

 

 

クロス(壁紙)は、分厚いサンプル帳を見ても、素材・風合い・色・・・と、かなりのバリエーションを有します。その中から、好みのテイストでコーディネートしようとすると、とても大変です。
クロスを張り終えてから「選択を間違った!」と思わないように、選び方のちょっとしたポイントをご紹介します。

 

 

ベーシックな壁紙で、家具類と調整を。


ソファやラグなど他のご自身がシンボル的と思われるインテリアを目立たせたいなら、ベーシックな白やベージュ・アイボリーなどを選ぶのが最良。
ありふれた色調と思われるかもしれませんが、白といっても、明度や色味も多くあり、あわせて素材や風合い、地模様のある物なども含めるとバリエーションは数多く、選ぶ楽しみも味わえますよ。

 

 

新築・リフォームで建築家:設計事務所さんにオンリーワンの住宅設計をして頂き、工務店さんが苦労して建てて頂いた注文住宅。長い時間をかけて、新しいお気に入りの住環境:住まいにしたのだから、ありふれたものでは無く、好きな色や柄のクロス・壁紙を選びたいという方に、お洒落なリビング全体をまとめることのポイントをご紹介。


クロスには多くの種類がありますが、国産品と輸入品に大きく分けられます。国産品は1メートルごとに購入でき、一方の輸入品はロールでの販売となるので値段的には高めとなります。

 

 

輸入品・海外ブランドのクロスで個性的に。


輸入品・海外ブランドのクロスは、国内では見かけないカラーリングやパターンが多くあり、少し違った雰囲気を出したい方や、個性的な部屋にしたい方には向いています。

 

 出典:サンゲツ

 

上記は、フィンランド最古のテキスタイルブランド「フィンレイソン」の壁紙です。
しっとりとした深みのオリーブグリーンの壁紙(クロス)は、お国柄の自然環境から生まれた独特の色合いであります。
北欧ならではの、自然をテーマにした他に類をみないデザインスタイルは空間のポイントとなります。

 

 出典:http://www.houzz.com/photos/contemporary/living-room

 

 

 

下の写真は、Jocelyn Warnerの壁紙です。植物をモチーフにしたパターン柄ですが、柔らかくソフトな色合いが良い感じであります。

 

出典:Photo by Optimise Design – Search contemporary hallway pictures

 

 

 

デザインクロスの張り方のポイント


基本的に部屋・居室は、壁面で囲まれています。その壁面全てに色彩・柄と派手なパターンのクロス(壁紙)を貼ると、落ち着かなく、くつろげない雰囲気になる場合があります。リビング・ダイニングは、家族がくつろぎ・癒しを求めるスぺースであるため、落ち着いた雰囲気の素材構成とすれば失敗は少なくなるでしょう。

 

柄物・色味の濃いクロスを張りたいと思われるなら、薄めのクロスをベースとする中で、部分的に貼るか、一つの壁に貼るなどアクセントとして利用すると部屋のイメージの質感に変化を与えることとなります。

 

 

 

パターンがデザインされたクロスを選ぶ場合は、クロスの中にある一色に近い色を有した調度品・家具などとコーディネートすると落ち着いた雰囲気を演出できそうです。

 


柄物・色物を選ぶ時に気を付けて頂きたいのが【面積効果】であります。
この面積効果とは、小さな面積のサンプルを見た時と、広い面積の壁に貼った時では、見た目の明るさや色味に差が生じ、思い描いた雰囲気と異なることであります。
また、隣り合う色との組み合わせでも、見た目の印象が変わり、柄物の場合はサンプルによって柄の出方に違いもあります。

 

 

イメージをつかみましょう。

 

 

 

特殊な模様・色合いを有する個性的なクロスを張る場合には、仕上がり時のイメージがつきにくいことも・・・。
この場合には、できるだけ雑誌やネットなどでその壁紙を使用した部屋の施工例などで確認してイメージをお持ちください。
比較的に多い日本の狭いリビングでは、深く濃い色味や柄物はアクセント・ポイントとしての利用がおすすめです。

 

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