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知っておきたい建築の学び

ダイニングでの照明のポイント1:高さ・大きさ

無二建築設計事務所 大阪の建築家|住宅設計 リフォーム

新築・リフォームの住宅設計で特に意見交換の度合いが高まるのは、奥様の場合では当然のことながらダイニングを含めたキッチン空間の設計。

 

ダイニングは家族みんなが一日に数回、集まる場所。そして食事をとるだけでなく、読書をしたり、書き物をしたりと、リビングよりも過ごす時間が長い場所となっている方も多いのではと思います。
それ故に、「ダイニングをもっと気持ちよく落ち着ける空間」にしては。

 

でも、大がかりな工事をするには、資金面で余裕がなくという方にアドバイスするのが照明。

 

 

照明のプランニングによって、住宅空間と暮らしをレベルアップします。

照明には、空間を演出させる効果だけでなく、人の気持ちのあり方にも影響を与えます。

 

スーパー・百貨店の照明を思って下さい。お野菜・お魚・お肉・洋服などの売り場の照明設計は、それぞれが異なっています。

 

ダイニングの照明では、「食べ物がおいしく感じる!」事が重要。

 

 

多くのLED電球・蛍光灯には、大きく分けて昼光色、昼白色、電球色の3つ色に分けられています。

【昼光色】すがすがしい、さわやかな光。・・・寒色系の青っぽい光。
【昼白色】いきいきとした、自然な光。 ・・・中間色の白っぽい光。
【電球色】落ち着いた、おだやかな光。 ・・・暖色系のオレンジっぽい光。

 

 

食事が美味しく見える光とは?
電球色は、太陽光に近いため、色の再現性が高く、お料理をより一層おいしそうに見せるとともに、陰影もはっきりするので、立体感が出ます。
特に、食欲が増す赤が鮮やかに見えます。


昼光色・昼白色といってもメーカー各社により、いろいろなタイプが発売され、大型の家電量販店では電球の特徴や見え方をわかりやすく比較展示している店もあります。


出典:http://www.e-goods.co.jp/

 

【ペンダント式の照明器を上手く使うポイント:高さ】


光は、食事をする人の気持ちを集めます。ダイニングテーブルの灯りは、家族の気持ちを寄り添わせる雰囲気を作ります。


その中でもダイニングの照明器といえばペンダント式のライトが人気があります。
が、位置や大きさを間違うとせっかく選んだ照明器も雰囲気を損なうことになります。


食卓上にペンダントライトを設置する際に気をつけたいのが【高さ】であります。
高すぎてもペンダント照明の良さがなくなりますし、低すぎるとテーブルの端まで光が当たらず影ができたり、食事をすのに邪魔にもなります。

 

 

テーブル面(:卓上面)から、60~100cm離れた位置にシェードの下部がくるよう仮付けをしてから取り付けましょう。

 

人それぞれのお好みの高さもあることですし、ライトのシェードや電球の色、テーブルの大きさによっても光の当たり具合が変わってくるので、微調整のしやすいものを選ぶと良いと思います。


高さ調節ができないものもありますが、コードリール付きの照明だと、途中にからませてひもを巻き取るだけで調節可能!
自由自在に長さが調節できてお好みの位置づけが可能となります。

 

 

 出典: www.vigore-interior.com

 

【ペンダント照明器を上手く使うポイント:大きさのバランス】


食卓とペンダント照明器のシェードの【大きさのバランス設計】も大切です。
シェードの直径が食卓サイズの1/3程度が目安とされています。


例えば、4人がけ用の120~150cmのテーブルの場合、40~50cmのシェードが良いのでは。
それより大きな食卓の場合、一つのペンダントライトでまかなうのではなく小ぶりなライトを2~3個つるすと光もしっかり当たってお洒落な感覚を与えます。
ただし、高さや大きさも、デザインや光の見え方によっても異なりますので全体のバランスを考えて、アレンジしましょう。

 

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