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知っておきたい建築の学び

憧れの照明で住宅をセンスアップ

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住宅の間取構成でメインとなる部屋は、多くの場合においてLDKです。

 

ダイニングは、飲食をする場だけででなく、読書・書き物をしたりと、憩いの場でもあります。テレビを観たり・音楽を聴いたりするリビングよりも過ごす時間が長い場所となる方も多いと思います。


家づくり・注文住宅を新築・リフォームをする際には、照明が及ぼす影響をプラスして、ダイニングの更なるセンスアップ図ってみましょう。


この度、ご紹介するのは、インテリア雑誌などでおなじみの、ヨーロッパ:デンマークのメーカーで、建築と住宅両方の分野で質の高いライティング・ソリューションを提供していルイスポールセン社のPHシリーズ。
20世紀のデンマーク文化に多大な影響を残した建築家であるポール・ヘニングセンとのコラボレーションによりデザイン設計が始まりました。


彼は生涯にわたり、200種類以上の照明器具のデザインを手がけましたが、中でも特に有名なのが「PHシリーズ」。
ちなみにPHは、ポール・ヘニングセンの頭文字をとっています。

 

出典: shopping.yamagiwa.co.jp

 

1925年の照明機器の発売当初は3枚の金属製シェードから成る構成をもとに、ランプシェード(lampshade:ランプや電灯のかさ。)の大きさの組み合わせでシリーズ化されてきました。
シリーズの一部にはガラス製もありますが、多くは金属製です。


彼はランプシェード自体のデザインやフォルムの見せ方だけでなく、光によって、建築を構成する物体や空間をどのように照射するかをテーマとしています。
PHシリーズの中でも代表的なのが「PH5」。


アルミニウム板でできた4枚のシェードからなり、大きいシェードは直径50㎝あります。
鳥が飛んでいるようなイメージを与えるフォルムは、金属製でありながらあたかも光が透過しているような美しいフォルムを有します。


いろんな方向から見ても照明器具内にあるランプが見えないグレアレスデザインで、まぶしさがなく心地よい光は、食卓・テーブル上の低い位置につりさげて使用するとより良い空間構成に寄与すると思います。

 

 

 

照明器具のボリュームから、家/住宅では4人もしくは6人がけの食卓用として好評。


計算された反射光によってシェードが優しく・柔らかく光り、食卓・テーブルの上だけでなく、ダイニングから連続した空間全体にも光の影響・表情を醸し出します。


眩しさのない灯りの表情を醸し出す仕掛けは、器具の内面にもあります。


ポール・ヘニングセンは、人の眼(視覚)が感じやすい黄色と緑の光を弱め、感度が低い赤と青を補うために、シェードの内側を赤と青で塗装し、黄昏時の光をつくり出そうとしました。

 

 

この照明設計の工夫で、自然光の下での見え方に近くなり、食卓では創作料理がより美味しく見えることとなります。


光源(照明用電球)が見えない日本の伝統的な照明機器としては、灯り障子や行灯など和紙を使用した透過光の機器がありますが、ポール・へニングセンが育った北欧では、金属のシェードを巧みに操ることで得られる反射光が特徴的。


灯り(光)の性質は異なりますが、PHランプの灯りは障子を通した穏やかで柔らかで、使い方次第では「和」の住宅空間にも合うと思います。


照明機器を効果的に配備することは、「聚楽」(みんなで集まって楽しむあるいは、楽しみを集めるの意味)をより効果的に促進することでもあります。

 

出典:http://www.garageland.jp/

 

建築家:デザイナーとの創意工夫で、長く愛され続けてきた「PH5」シリーズ。


和みと、寛ぎが感じられる住宅で、感性に響く心地よい居住空間で、切望する照明器や家具に囲まれた、豊かな暮らしを送りませんか。

 

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