このページでは、玄関やリビング、キッチンなど各部分にフォーカスした
リフォームやリノベーションについて書いています。
リフォーム・リノベーションとは機能性や損傷での修繕だけではなく、
あわせて自分にとって本当に快適さは何かを考えるきっかけではないでしょうか?
部分的なリフォームはもちろん、全体リフォーム・リノベーションを考える際に
どんなことに気をつけたかなど実例をもとにご紹介します。
各部分のリフォームから全体をどうまとめているかなどは
それぞれの詳細ページを参考にしてください。
事例を参考に自分にぴったりのことや逆にこれは違う感覚だなど
自分だけの快適さの物差しを育んでみてください。
きっと住まいのヒントが見つかると思います。
INDEX ( ▶ をクリックすると、それぞれのコンセプトの説明をご覧いただけます。)
▶ 店舗のリフォーム
【外装】
外装のリフォームといっても、外壁をきれいに整えるだけではありません。
経年による劣化や痛みは表面だけでなく躯体にも及んでいるケースがほとんどです。
建物の状態をしっかりと把握し、建物全体のメンテナンスとして外装リフォーム・リノベーションを考えましょう。
そして外装や玄関は建物の顔。お住まいの方の思いが表れます。劣化や損傷の対処と同時に、デザインの考慮も不可欠です。
【玄関】
玄関は外部空間と内部空間を区切る役割だけでなく、防犯機能・人を招き入れる接客機能・靴の脱ぎ履きなど外出にむけての身支度の機能など色々な機能をあわせもっていますが、他の空間とくらべ面積は最小限になりがちです。
そのため限られたスペースを広く見せるための工夫や、光や風を取り入れるアイデア、住まれる方の生活スタイルにあわせた動線や収納計画なども考慮しながら、空間としても引き立つようにリフォーム・リノベーションしましょう。
傷みが目立ち、増築を重ねたために統一感が失われた玄関周りの外装を全面リフォーム。
老朽対策を図るだけでなくイメージを一新。
木の質感を活かしたあたたかみのある色調でまとめ、家族や訪れる方を優しく迎える「顔」が生まれました。
アンティークがお好きな奥様のセンスで選ばれた玄関ドアにあわせた木質調の縦の格子が、無機質なサッシを隠すとともに建物に表情を持たせます。
玄関上の庇は、曲線の妙を活かした建築家のデザインが冴えるオーダー品で構成。
ー リフォーム前 -
水が入り込んで壁や構造体が腐朽するだけでなく、地盤が低下して建物自体にゆがみが出る恐れもあります。
また湿りがちな木材はシロアリの好む場所。 以前は地盤近くからの侵入が主でしたが、今は上から侵入するシロアリもいます。
生活動線の見直しを図り、応接室のサッシを玄関にリフォーム。
玄関引き戸は室内にも光を取り込めるように、袖部をガラス仕様にしました。
地面との段差を解消するためにステップを設け、2段目は安全性を考え広めにします。
▼ 玄関ホールは土間をしつらえて、閉ざしていながら広がりを感じるようにデザイン。
タイルは濃いめの色にする事で上質感を出し、間接照明とあいまって大人の雰囲気を醸しています。
▼ 玄関土間と玄関ホールの段差を少なくし出入りの負担の軽減を図ったバリアフリーリフォーム。
動線は2wayにして、直接LDKにつながる動線と廊下を通じてリビングや和室につながる動線に分けました。
キッチンにつながる引き戸は光を通す乳半色のドアにすることで、玄関の閉塞性も和らげます。
車いすをご利用される場合、介護される方やが、無理なく移動ができ・介護者の負担を軽減を図る為、玄関からホールへの段差は無くし緩やかなスロープを施しバリアフリー対策の住宅設計を図ります。
【 玄関収納 】
壁一面に造り付け家具を設置。
靴やブーツなどだけでなく、日用品のストックなども余裕で入れることができます。
玄関に入り、すぐ収めれるので運ぶ手間が省け、集約して収納できるので一目でストックの減り具合が確認できます。
狭かった框は荷物を横に置いてもゆったりと靴の脱ぎ履きができ、あわせてステップを設けて上がり下りを楽にしました。
玄関は「出迎える・送り出す」空間
玄関のリフォーム・リノベーションにご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
リビングは単に美しくリフォームすれば良い訳ではありません。リビングは暮らしのコアとして思い出を育み、時を刻む場所だからこそ、居心地とデザインを調和しつつ、生活動線や通風・採光、収納計画に配慮してリフォームの設計をする事が必要です。
日々の食住を楽しむ、ゆとりのLDKがある住宅へリフォーム。
日当たりの良い和室2間と廊下をワンフロアにしてLDKにリフォーム。約30帖のゆったりとしたスペースに生まれ変わる。
床は将来の介護も考えて手入れのしやすいフローリング、壁や既存の柱の化粧材には趣のある和紙を使用しています。
和紙は独特の温もりがあるだけでなく、湿度が高いと湿気を吸収し、乾燥すると湿気を放出し、日本の気候風土に適した素材。
リフォーム前の南面は、和室2室・広い縁側でほとんど使用せず、生活の中心となるLDKは北側に面した場所にありました。
生活動線の抜本的な見直しを図るために、スケルトンリフォームを施し、壁いっぱいに広がる大きな窓からは庭に広がる緑が見え、室内にいてもリラックスできる空間としました。
お母さま(90代)の住宅内での介護と、将来迎えるであろうとする高齢化に対応にむけて、生活できるようにバリアフリー対策を主眼とした環境整備を施した注文住宅の設計。
リフォーム前は、天井の高い写真スタジオでありました。
高齢のお母さまのご様子を観ながら生活動線の抜本的な見直しを図るために、ダイニング~リビングを中心としたスケルトンリフォームの住宅設計を施します。
和室・台所・土間(店舗)を広々としたLDKにリフォーム。
床はペット(犬)にも対応できる無垢材をご希望でしたので、傷に強いバンブー材を採用。白を基調にした室内に落ち着きをもたらせて、ナチュラルモダンな空間にしています。
通りに面する窓は、通風を図り、防犯や視線を遮るためジャロジー窓とし、窓の下部には壁の大きさにあわせてオリジナルのAVラックを造作しました。
ー リフォーム前 -
土間からの底冷えに悩んでいた以前の住宅。
床の高さを合わせてワンフロアとし、生活動線をしっかりと計画してリフォームしました。
以前はリビングを通らずに2階の子供部屋に行けたので、子供の様子もわかりづらかったのですが、玄関とリビングがつながる事で、子供たちとのふれあいも増えました。
風景を見渡しながら家族や友人との親睦が図れるように、掘りごたつを設けた小上がり畳をプランニング。和室の奥には、ウォークインクローゼットを設けて衣類や生活用品をまとめて収納できるようにリフォームしました。
小上がりにすることで、端に腰掛けて椅子のように使うことができるだけでなく、床に高低差がつく事で空間に立体感や奥行きが出て、面積以上の広さが感じられるようになります。
リビング・ダイニングのリフォーム・リノベーションにご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
最新のシステムキッチンに取り替える事がキッチンリフォームの本質ではありません。
キッチンの問題の多くは、キッチンを交換するだけでは解決できない事が多くあります。
雑誌にのっているようなオープンキッチンにリフォームしたものの、動線が長くなって片付けがしにくくなったり、バランスを見ないで大きくなシステムキッチンを入れてしまい、ダイニングの使い勝手が悪くなってしまった事も聞きます。
住宅全体のバランスや動線を見ながら、キッチンの見た目だけでなく総合的に考える事が大切です。
建築家にキッチンリフォームを依頼するメリットは、要望やコンセプトなどに応じて、キッチンをとりまくリビングやダイニングとあわせて空間としてまとめ上げるプランニング力です。
リフォーム前は、天井の高い写真スタジオでありました。
高齢のお母さまのご様子を観ながら生活動線の抜本的な見直しを図るために、ダイニング~リビングを中心としたスケルトンリフォームの住宅設計を施します。
ビジネスを通じて来社されるお客様と、窓からの風景を楽しみながら食事がとれるようにレイアウトしたダイニング・キッチン。
キッチンやテーブルは、既存の棚をいかせるように棚に平行に設けると共に、オープンなアイランドキッチンとする事で作業効率を高めています。
リフォーム費用をおさえるため既存の配管はそのままに、シンプルなシステムキッチンを設置。
取り出しにくく、キッチン用品の死蔵場所となりがちな吊戸棚は設けず、使い勝手の良い場所に手持ちの家具をすっきりと収められるように設計。
こまごまとした台所用品を区分してしまえるようにしました。
キッチンは移動させずに、収納や動線を見直すことで、快適なキッチンを叶えました。
キッチンとダイニングの間には炊飯器や食器が収納できる収納棚を組み込んだキッチンカウンターを設置。
キッチンカウンターは収納の充実を図るだけでなく、リビングやダイニングから流し台まわりの雑多な様子が見えなくする目隠しの役目も担います。
通路をふさぐように荷物が置かれたり、大きさの揃わない食器棚や収納庫などで、動きにくく雑然としていた以前のキッチン。
適材適所の収納ができず、バタバタと動き回る事が多く、ストレスがたまっていました。
【 キッチンで暮らしをセンスアップ 】
キッチンからリビングが見渡せる開放的なアイランドタイプのキッチン。今まではキッチンが孤立していましたが、家族との語らいを楽しみながら料理ができるようになりました。
インテリア性の高いスタイリッシュなフォルムのキッチンは、ステンレスの洗練された美しさがリビングに華を添えます。
ー リフォーム前 -
北側に面した壁付けタイプのキッチンで底冷えに悩まされていたため、南に面しながらもほとんど使用していなかった客間2間をLDKにリフォームし、キッチンからリビング全体が見渡せるように設置しました。
当事務所にてお打合せの際に、私共の自邸のキッチンをお気に召され、よく似た仕様でオリジナルキッチンを設計依頼を受けます。
ダイニングテーブルを組み込んだキッチンは、デザインの統一感や省スペースを図ると共に、動線もコンパクトにできます。
キッチンのリフォーム・リノベーションご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
浴室の施工法としては大きく分けて3つの工法があり、ユニットバスの設置以外にも、浴室の広さや形に合わせて個性的な空間を柔軟に施工できる在来工法、在来工法とユニットバスの利点を合わせ持つハーフユニットバスを組み込む工法があります。
既存の住宅の状態を把握した上で、それぞれのメリットを理解して、快適でリラックスできる浴室にリフォームしましょう。
バリアフリー対策をした浴室設計・・・介護を受ける方は気持ち良く、介護される方は体の負担を軽減を図る注文住宅の設計。
浴室は、車いすで容易に出入りできるように出入り口戸を3枚引き戸と広い開口を確保し、浴室と脱衣室の間には段差を設けずフラットにして車椅子対応に対処します。
入浴ができかねない時を想定し、座椅子に座り入浴気分が味わえるシャワード・バス=ストレートタイプを設置設計を施します。
一日の疲れを癒しリラックスできる、広々としたホテル仕様の洗練されたバスルーム。
四季折々の景色や夜景を見渡しながら入浴できるように、大きな既存の窓を活用。洗面脱衣室との間仕切りをガラスにする事で、空間の広がりをもたせられるよう浴室のリフォームを設計しています。
ハーフタイプのユニットバスを設置し、上部の壁材にはひのきを用いて木の香がかぐわしい、くつろげるお風呂としました。湯気があたる天井は、水滴がしみこまないバスリブ素材で、カビの発生を軽減しています。
【メリット】
・床から壁、浴槽の立ち上がり部分までが一体型になっているため、在来工法に比べ防水性に優れている。
・全体の広さや配置が決まっているユニットバスと違い、窓・ドアの位置や大きさをアレンジ出来る。
・ユニット以外の壁の上部や天井の仕上げ等を自由に選べるため、オリジナルな浴室を作る事が出来る。
【デメリット】
・ユニットバスと比べて取り扱いメーカーや商品数が少ない。
・天井・壁の作り方によっては、工期・予算がかさむ場合もある。
浴室のリフォーム・リノベーションにご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
清潔感ただようブルー色のクリスタルカウンターがアクセント。
広がりをもたせる大きな鏡は、一部を開閉できるようにして収納を組み込んでいます。
浴室越しに差し込む陽射しがカウンターに映え、鮮やかな色合いと透明感を引き立たせます。
洗面所でお化粧をされる女性にとっては明るさも重要です。
歯磨きや化粧小物などをしまえるため、カウンターの上をすっきりとキレイに保つ事ができます。
この事務所ビルのリノベーション・リフォームでは、浴室の大きな窓からの光を取り入れ、圧迫感のない明るい空間構成が大事。
機能性をもたせつつ、おしゃれな空間にしたいとのご要望を受け、メーカーの洗面台とデザインミラーで洗面室をコーディネートしました。
洗面ボウルや下台はメーカー品を使い、鏡や照明などをアレンジすれば、掃除のしやすさなどの使い勝手のメリットを活かしながら、自分の好みに応じたこだわりの空間にデザインする事ができます。
小物やタオル類は右側の壁面にまとめて収納できるように棚を設けて、取りやすさと収納のしやすさを兼ねています。
洗面・水回りのリフォーム・リノベーションにご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
トイレのリフォーム・リノベーションにご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
日本で昔から愛され、使われてきた「障子」
間仕切りとして使われることが多いですが、窓まわりのリフォームにも多様な効果を生み出します。
窓の内側に取り付けて古くなったサッシを隠すだけでなく、サッシとの間に空気層を生み出し窓の断熱にも効果があります。
組子やシートの張り方をアレンジするとデザイン性も高まり、差し込む光とともに窓まわりのインテリアとして楽しめます。
散らかりがちなダイニングテーブルには脚部に小物入れを設けて、小物の定位置を決めました。
障子の組子やシートの張り方をアレンジして、ナチュラルモダンなダイニングにアクセントをつけています。
組子の構成とシートのデザイン配色で、遊び心を取り入れて和室を個性あふれるモダンな空間にアレンジ。
無機質なサッシを隠しつつ、内装との調和を図ったカラーリングで、落ち着きがありながらモダンな和の空間を演出します。
和のエッセンスである床の間の感覚を残しながらも、床板は厚さ30ミリの瓦タイル、床の間の壁面には装飾性と調湿作用のあるタイル:エコカラットを張って和洋どちらのスタイルにも合うように設計。
傷みがひどく、局所のメンテナンスではカバーできないため、天井や壁のクロス・フローリングをリフォームします。
既存のサッシとリフォームした内装が不釣合いになる事をさけるため、建築家のアイデアで、カラーワーロン紙で内障子をつくり、住宅内のイメージを明るくしました。
既存のサッシは内側に障子を組み込むことで、室内との調和を図るだけでなく落ち着いた和の空間を演出。障子により空気層を設けることで断熱性も高めています。
窓廻りのリフォーム・リノベーションにご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
室内に、市販されているお仏壇を設置するより、収納などの空きスペースをリフォームして軸回し建具をもって、お仏壇コーナーを設けると、部屋がスッキリとします。
家族との結びつきが深い愛車との距離間を近づけるハイセンスな住宅内ガレージで、豊かな暮らしを育む住宅設計を施す。
バリアフリー対策の一つとして雨の日も濡れずに室内から入れる洗練されたスタイリッシュな空間で、ワンランク上の新しいライフステージを実現。
中華店舗の内装は、従来の店舗内装の低い天井・薄暗い雰囲気を一新した設計を施す。
入店するお客様には、樹脂製丸パイプのオレンジ色のオリジナル照明器が迎えます。内装は朱色を基調とし、天井が高く・明るく活気のあるイメージをお客様にお持ち頂くデザイン設計。
店舗のリフォーム・リノベーションにご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
数十年前に建てられた住宅では、断熱材が入っていない事も多くあります。
リフォーム・リノベーション時にあわせて、天井・床や壁面に断熱材を敷設すれば、その違いが実感できると思われます。
スプレーガンでウレタンを吹付けして断熱性を向上します。
対象面へ強力に接着、瞬時に発泡硬化し多くの下地に接着します。
複雑なプランニングの構造物に対しても隙間無く断熱層を形成し、高い気密性能を確保します。
デメリットとしては、グラスウールの敷設よりも費用が割高になる事です。
《 ウレタン吹き付け中 》
《 ウレタン吹き付け完了 》
袋入りのグラスウールを柱と柱の間などに入れて断熱性を向上します。
施工方法が容易で比較的コストが安い反面、隙間のない施工がしにくく、壁内で結露する可能性が生じたり、構造部分で熱損失が起きやすいデメリットもあります。
《 グラスウールを敷設 》
《 グラスウールを敷設 》
《 床面にスタイロボードを敷設 》
《 床面にスタイロボードを敷設 》
居室の既存の外壁側の室内壁面の上に、断熱材(スタイロフォーム)と石膏ボードの複合板である商品名:スタイロパネル(ダウ化工株式会社)を設置して高気密高断熱の性能を高めます。これは、既存の内壁を壊さず断熱性能を向上できるので工事費の低減に貢献します。
《 スタイロフォームと石膏ボードの複合板:裏側 》
《 スタイロフォームと石膏ボードの複合板:表側 》
《 既存内壁の上に、スタイロパネルを設置 》
《 既存内壁の上に、スタイロパネルを設置 》
断熱計画のリフォーム・リノベーションにご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
年齢や生活スタイルの異なる子世帯が、親世帯が暮らす住宅の2階をリフォームして同居する場合、上階からの音や振動の伝わりをできるだけ軽減できるように設計・工事をすると、お互いのストレスが少なくなります。
《 プレート型の防振ゴムを設置 》 →
《 防振ゴム設置の上に構造用合板を張る 》
子育て中・子供の独立・親の介護と、時期や家族構成に応じて、必要とする住宅の要素も変化します。
防音・防振のリフォーム・リノベーションにご関心をお持ちの方は、こちらよりご連絡ください。
無二建築設計事務所:建築家は、数多くの家・注文住宅・マンションで快適な住まいへのリフォーム設計をする設計事務所です。
大阪の建築家が創る家・住宅設計は、住み始めてからも愛着がまし、共に過ごす時間を楽しんで頂けると思います。
ビル・マンションの設計、家・注文住宅の設計でこだわりの建築を大阪の無二建築設計事務所と叶えてみませんか。