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浴室にこだわった住宅の設計実例とポイント
建築家・設計事務所 大阪|注文住宅の家づくり・住宅設計・リフォーム

贅沢な一時を味わえる浴室空間  の設計

浴槽に浸かることで得られる こころと身体の健康・美容効果、癒し・リラックス効果。
建築家ならではのアイデアで、リラクゼーション効果が高まる浴室空間を設計します。

住宅で贅沢な一時を味わえる浴室設計

青森ヒバに包まれたリラクゼーション空間|戸建住宅の場合

中庭の四季折々の植栽の変化を観て、木の香り漂う浴室:露天風呂にいるような雰囲気のバスタイム(浴槽:ジェットバス)。

浴室の木材は、自然素材:青森ヒバ を使用しております。この木材は、香りが強い木で『 香木 』とも言われており、その香りは人の精神を和らげ、落ち着きを与えるアロマ・リラクゼーション効果があると言われています。香り漂う贅沢な入浴タイム。

お風呂と中庭との間にある扉を開けると、手入れされた中庭の緑の風景を観てのバスタイムは明るく開放感を感じ、都会においては贅沢な一時を過ごせます。 時間を気にせず、ゆったりリラックスできる真夜中の快適入浴。そんな欲張りな夢を実現。

中庭に面した浴室は、光が十分に差し込む上に屋外からの視線を完全に封じている為、日中も気持ちよく入れる憩いの空間。

浴室の住宅設計

自然光・通風が浴室のメンテナンスにとって非常に重要であります。
浴室の主たる換気は、対角線上の上下2箇所に換気を図れる開口部を設け、常時、通風による自然換気ができ「カビ対策」を施しています。

中庭に面する窓より → 浴室内(浴槽:ジェットバス、壁面:青森ヒバ)を見る

バリアフリーの浴室の住宅設計
  木製壁面の黄色い横バー:入浴用の手すり兼、タオル掛け
タオル掛けバーとしても併用するバリアフリー対策の手すり : 注意喚起を促すイエローカラー

タオル掛けバーとしても併用するバリアフリー対策の手すり

安全対策が安心とリラクゼーションを与えるバリアフリー浴室空間|戸建住宅の場合

お元気な60代ご夫妻に提案した、今後迎える高齢時代に向けて住宅内で快適・安全な暮らしを育めること考慮した浴室設計。

洗面所との入り口の段差解消、適切な手すりの設置にあわせて、浴槽の出入りのしやすさに配慮した設計。
手すりを使っても浴槽をまたぐことが辛くなったとき、一度浴槽の端に腰をかければ楽に入れますので、高齢者・介護向けの浴槽として、浴槽の腰掛部の幅が広く、座っての移動が無理なくできるタイプを採用。

バリアフリーの浴室の住宅設計
下写真: 腰を下ろし、立ち上がる時のため、シャワー取り付け用のバーは手すり兼用タイプを設置

バリアフリーの浴室の住宅設計

セカンドライフにふさわしい安全配慮のバリアフリー浴室空間|戸建住宅の場合

生活動線を考え高齢者夫妻(70代)に安全で住みやすい安全対策を施した浴槽(泡ぶろ=バブルバス)の住宅設計。
  出入り口は段差を無くす。
  豊富な手すり。
  浴槽をまたぐタイルには、アクセントカラーをもって注意喚起を促す。

高齢者住宅・バリアフリーの家

バリアフリーの浴室の住宅設計
玄関:土間と玄関ホールの段差が少なくし、高齢者に対応。
キッチン

眺望・換気抜群の浴室をマンションで実現|タワーマンションのリノベーションの場合

タワーマンションの多くの場合、床下にスペースがあります(※建物により異なります)。
排水管との兼ね合いがありますが、防水対策をきちんとしておけば、マンション特有の暗い浴室ではなく開放的なバスタイムを過ごせます。
元々は「マンションの浴室で窓を設けられないか?」が発端でした。
このケースでは、ユニットバスを採用しバルコニー前の窓の前にインナーバルコニーを設けました。そうすることで自然の風を取り込むと同時に半屋外空間につながりを持たせて豊かな眺望をガラスなしに楽しむことができます。

眺望・換気抜群の浴室をマンションで実現|タワーマンションのリノベーション
眺望・換気抜群の浴室をマンションで実現|タワーマンションのリノベーション
眺望・換気抜群の浴室をマンションで実現|タワーマンションのリノベーション

狭小住宅だからこそ生まれた広がりあるリラクゼーション空間|戸建住宅の場合

狭小住宅におけるポイントの一つである『兼ねる』を考慮した浴室設計。

ヨーロッパスタイルの水回り(浴室~トイレ~洗面)を採用することにより狭小住宅の設計では、閉塞感を少なくし、スペースの広がりをもたせ開放感をアップすることの寄与します。
浴室のタイルのアクセントや洗面ボウルをビビットなイエローとしたり、床にカラフルなビー玉を埋め込むなど、ポップなデザインとすることで、生活の楽しさや活気が溢れ出るようなイメージの住宅設計。

狭小住宅の浴室設計
玄関ホールに接した水回りの設備を

狭小住宅の浴室設計

ホテルライクなリラクゼーション空間|事務所ビルのコンバージョン

古都のビル中層階より四季折々の気配を観て・感じられる、ホテル仕様の洗練されたこだわりのバスルーム。
夜景を見渡して入浴できるように既存の大きな窓を活用し、隔壁の間仕切りは、ガラスで空間の広がりをもたせた浴室設計。

ホテル仕様の浴室の住宅設計

介護伸しやすさを考え、癒やしのひとときを味わえる浴室空間|事務所兼用住宅のリノベーション

バリアフリー対策をした浴室の設計
・介護を受ける方は気持ち良く、介護される方は体の負担を軽減を図る
・入浴ができかねないときを想定し、浴室用の座椅子に座ったままで入浴気分が味わえるシャワード・バスを設置設計を施す。

自宅介護が必要な人の為の要素を含めたバリアフリー対策の設計

バリアフリーの浴室の住宅設計
介護が必要な方に気持ちよく入浴して頂く為、浴室内でのバリアフリー対策が必須(写真右側:LIXILのシャワード・バスを設置)

バリアフリーの浴室の住宅設計

シャワード・バス=ストレートタイプ(LIXILより)

バリアフリー対策を施した浴室:注文住宅の設計|大阪の建築家・設計事務所

シャワード・バスの使用状況(LIXILより)

バリアフリー対策を施した浴室:注文住宅の設計|大阪の建築家・設計事務所

腰掛け付き浴槽でバリアフリー かつ 足湯も楽しめる|戸建住宅の場合

窓から光が差し込む明るいバスルームは、あたたかみのある色調の大判のタイルを採用し、落ち着いた雰囲気でまとめました。

休日は昼間からゆったりと明るく広々とした空間のお風呂で過ごしたいとのお客様のご要望に応えて、浴室テレビを設置。
足湯も楽しめるように、浴槽の端部の幅を広くして腰掛けられるようにしております。
半分は浴槽へ入りやすいように一段ステップを設け、将来は手すりをつけて安全性を高める予定です。

落ち着いた雰囲気の浴室の住宅設計

研究し尽くされたユニットバスの積極的な採用|戸建住宅のリノベーション

掃除のしやすさを考慮し、白色を基調とした清潔感漂うユニットバスを採用。

ユニットバスは規格化されているため、浴室・浴槽の大きさや天井の高さ、設備類や窓の位置の選択はできませんが、防水性の高いパネルや床材などの素材を用いて構成されているため、手入れが簡単です。

清潔感があり、広く見えるように落ち着いた白系でまとめつつ、床はグレーにすることで全体を引き締めています。

清潔感・掃除のしやすい浴室の住宅設計

見た目のくつろぎだけではない中庭の効果

風の流れで自然換気とカビ予防|窓の効果

浴室は強制換気だけでなく、できれば 対角線上の上下2箇所に換気を図れる開口部を設け、通風による自然換気ができるように設計を施せば、ランニングコストがかからずカビ対策ができます。

 

中庭に面して浴室の窓を設けると、入浴しながら庭の緑が見えてリラックスできるだけでなく、隣家を気にせず通気も図れます。

窓の上部に透明のガラス庇を設置すると、採光・視界を確保しながら、雨天時にも窓を開け自然換気ができます。

雨を気にせず中庭を味わえる|ヒサシの効果

中庭に面して浴室の窓を設けると、入浴しながら庭の緑が見えてリラックスできるだけでなく、隣家を気にせず通気も図れます。

窓の上部に透明のガラス庇を設置すると、採光・視界を確保しながら、雨天時にも窓を開け自然換気ができます。

ガラス製の庇:視界は遮らず雨水の侵入をカバー

雨降りの日、右側奥の窓を半開きに

 

庇により、雨天時にも窓をあけて通風・採光を確保

ガラス製の庇に雨水が、 降りそそぎます

新築や浴室のリフォームする際には、設備面の充実に加え、浴室の通風についても考慮される事をお勧めします

 

住宅に求める浴室の要素は、安らぎ・癒しと共に快適に過ごせる環境です。その住宅の設計は、そこに住まれる方と家計にも優しい住宅となります。

建築家・設計事務所との家づくり・注文住宅の設計は、ハウスメーカーや工務店にくらべ、ちょっと面倒くさいかもしれません。

その土地の要素・家族の暮らしなど、さまざまな要望にあわせた、あなただけの家づくり・注文住宅はそれだけの手間と時間がかかりますが、できあがった時は、プロセスや住宅設計に対する想いと共にきっとその喜びも家族のストーリーに刻まれます。

大阪の設計事務所が創る家造り・注文住宅の住宅設計は、住み始めてから愛着が増し過ごす時間を楽しんで頂けると思います。
店舗設計、ビル・マンションの設計、家・住宅の設計でこだわりの建築を大阪の建築家:無二建築設計事務所と叶えてみませんか

 

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