建築家による子育て世代のキッチン
ー建築家の視点から、子育て世代のキッチンについてアドバイスしますー
住宅のキッチンは今や料理する場だけでなく、リビングやダイニングとつながる事で、家族とふれあう憩いの場にもなっています。
新築・リフォームの住宅設計をするのなら、【家族みんなが笑顔になるキッチン】にしましょう。
キッチンには色々なタイプがありますが、最近は【カウンターキッチン】や【アイランドキッチン】【ペニンシュラキッチン】など、対面式のタイプが多くなってきています。
独立型タイプのキッチンや、壁付け型のキッチンには、それぞれのメリットもありますが、子供への目が行き届きにくくなるデメリットの方が大きくなります。
子育てを終えた建築家としては、子供が小さい頃は、調理しながら子どもを見守れる対面式のキッチンの方が安心で、お勧めします。
アイランド型キッチンや、ペニンシュラ型キッチンだと家族でお料理をするとき、後片付けをしても、多方面から作業ができるため、お手伝いがしやすく、家族のつながりが持てたり、しつけにも役立つと考えます。
キッチンの設計ポイントは配置:レイアウトだけではありません。
日常の家事でのストレスを少しでも軽くする事が大事です。
★キッチンの作業台・天板上や、シンクまわりの雑多な感じを見られたくない方や、子供に料理の作業中を邪魔されたくない主婦の方にはカウンターキッチンがおすすめ。
流し台のシンク前のカウンターの設計高さは、キッチンの天板の高さより約30㎝程度高くすると良いでしょう。
あまり低いとキッチンの天板の上の雑多な状態が見えてしまいますし、あまり高いと閉塞感・圧迫感が出てしまいます。
★リビング側から、食器棚・食品庫・電子レンジ・オープントースターが丸見えなのは嫌だけど、システム収納は高額だし、手持ちの収納家具を捨てるのは不経済と思われる方には、食器棚などの前に、一面すべてを隠せるような建具:引き戸を設ければ、ママ友が来ても戸を閉めるだけでさっと目隠しができます。
★すぐに使えて便利な家事コーナー。
リビングにいる家族の気配を感じながら、アイロンがけやパソコンをしたり・・・と、キッチンやリビングの一角に奥様自身のスペースがあると、心に余裕が生まれます。
無二建築設計事務所:建築家は、子育ての経験のある建築家ならではの設計センスをもとに、多くの子育て世代の住宅・マンションの新築・リフォームの設計をする設計事務所です。
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キッチンにこだわった住宅の設計:キッチン・ダイニングが変わると暮らしが変わる
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