子育てが楽になる住宅設計vol.2
子供が幼い間は、「住宅:おうち」が教育の場。
普段の生活で自然といろいろな事が身に付き、能力を高める事ができるようになるのが理想です。
住宅の新築・リフォームをするとき、子供に教えたい社会性のひとつとして、コミュニケーションが取れること。
コミュニケーションの基本は、家での過ごし方で養われます。
そこで大切となるのが、家族内コミュニケーション。
「ふれあう」・「語らう」・「つながる」
家族の気配をいつも感じながら、自然と家族が集まる空間。
子どもにとって、家族とつながっている、見守られているという安心感が生まれる住宅は、大人にとっても幸せになります。
そして子供が一番安らぎを感じるのは、「パパ」と「ママ」の笑顔。
特にママが快適に過ごせるのは、家事がテキパキ効率よくこなせる事が大きなウエイトをしめます。
無二建築設計事務所:建築家は、日々の暮らしの中で親子の「絆」が深まり、お互いの気配が感じあえる空間、余裕をもって子育てを楽しめるアイデア、子供の知性や感性を育み、心と体が伸び伸びと出来る注文住宅の住宅設計で、子育て世代のご家族の応援をします。
女性建築家自身が子育てをした経験と、子育て世代の色々な住宅の設計に携わった実績から、自分らしい子育てができる家づくりポイントを紹介します。
今回は「家事をスムーズにする設計アイデア」を中心にアドバイス。
ママの視点に立って、家事がしやすく、家族とも触れ合えるいろいろなご注文に答えた設計アイデアを紹介します。
効率的に家事をこなせる工夫がいっぱいの住宅は、家族みんなのメリットもいっぱい!
● キッチンの設計ポイント
【子供の様子を見守りながら家事ができるキッチン】
対面キッチンやオープンキッチンにすると、食事の用意をしながら子供の勉強をみたり、会話をしたりとコミュニケーションがとりやすくなります。
勉強を教えるときは子供と真正面に向うのではなく、少し位置をずらして斜め方向から話しかける方が。子供にとって威圧感が少なくなります。
べったり寄り添うのではなく、少し距離をおくと良い関係が生まれます。
【お手伝いしやすく】
料理や配膳・後片付けがスムーズにできるキッチンは、子供にとっても食事の用意のお手伝いがしやすくなります。
オープンなキッチンでは、子供が幼い時から親が料理を用意する様子を見ているうちに、お皿を運んだり、テーブルを拭いたりと、自然な流れでお手伝いを始めやすくなり、無理なく習慣づけることもできます。
● 女性建築家のお勧め【家事ラクポイント】
部屋を移動するためだけの廊下に、複数の機能や役割をもたせて居住空間として活かすようにしたり、回遊できる動線を確保した設計を施すと、空間のムダが無くなると共に生活動線や家事動線がぐっとスムーズになります。
【回遊できる間取り】
キッチンから直接ランドリールームに入れたり、浴室へリビングと寝室の2方向から入れたりと回遊性のある間取りにすると、家事動線がスムーズになります。
また、キッチンにいながら、お風呂から上がってきた子どもの様子を確認できるのも安心ポイント。
中浦建築事務所では家事動線がコンパクトで効率のよい住宅計画のレイアウトを設計提案します。
円を描くように移動ができるような動線にすると、家事だけでなく、生活する上でもメリットがあり、子供にとっても家じゅうをぐるぐる自由に動き回れて、好奇心が育まれます。
【キッチンと洗面室が近くに】
回遊できなくても、キッチンのすぐ近くにランドリー(洗面所)を配置すると、朝、食事の用意をしながらパパッと洗濯ができたりと、移動するストレスが少なく、同時に進める事ができるのでとても便利です。
スペースがとれない場合は、思い切ってキッチンに洗濯機を組み込むのはいかがでしょう。
洗濯機は脱衣室という概念を捨て、家事のしやすい場所に持って来れば、家事動線のストレスも少なくなり、体の負担はもちろん気持ちも時間もゆとりが生まれます。
※写真の引き戸の中には向かって右から、洗濯機・冷蔵庫・食器棚・レンジ台・食品庫が納められ、手際よく家事がはかどります。
【収納】
●ウォークスルークローゼット
ウォークインクローゼットは良く見ますが、廊下を兼ねたウォークスルークローゼットはいかがでしょう。
洗面所と寝室をつなぐ場所に設ければ、衣類はもちろん下着からリネン類まで収納を集約でき、利便性アップとスペースの効率化が図れます。
洗面所も寝室も広々と使えてすっきりしますし、もちろん動線もすっきりします。
中央に腰高のチェストを置くと、着替えもしやすく、収納する時の仮置きにもなって便利です。
●ユーティリティスペース
ウォークスルークローゼットにユーティリティの機能を充実させたスペースです。
洗濯乾燥機や洗面カウンター・収納型の物干しなども取り入れて、このスペースで行えるようにすると、脱いだ服やタオルの回収から洗濯、物干し(乾燥)、収納という一連の流れがこの場所だけで済ませられます。
アイロンに便利なカウンターやコンセントもつけておくと便利です。
湿気がたまりがちなので、クローゼットはクローズ型にして吸湿性のあるタイルやパネルを壁や天井に張るのをお忘れなく。
●玄関収納
壁面一面を使った大型収納を設けて、ファミリークロークとするのもアイデア。
コートなどは部屋に収納するよりは玄関近くで収納すると便利です。
玄関とつながる土間収納にすると、ベビーカーやゴルフセットなど外で使う大きな物を汚れを気にせず収めることができます。
棚を可動式にして、カゴやフックなどを上手に組み合わせれば、子どもの外遊びで使う物やガーデニングの小物、DIYの工具など、色々な細かなアイテムも、整理してしまえて便利ですね。
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基本となるポイントは【大人も子供も一緒に】
遊んだり、勉強したり、話したり・・・。
一緒に一生懸命になれる場所が家の中にあるって 最高だと思いませんか。
全部を取り入れる必要はありません。できるところから、自分たちのスタイルにあったポイントを選んでみましょう。
子供がのびのび育つ家は大人にとっても幸せが感じられる家づくり・注文住宅。
「暮らし育む」がモットーの大阪の建築事務所:無二建築設計事務所は、女性建築家が子育て経験を活かしたアイデアで、子供も家族もわくわくできる注文住宅の設計をします。
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設計事務所が創る家・注文住宅の設計は、住み始めてから愛着がまし、共に過ごす時間を楽しんで頂けます
マンションリフォーム・住宅の設計で上質の建築を大阪の建築家:無二建築設計事務所と叶えてみませんか。
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