建築家の住宅アドバイス・家事動線
毎日の家事や子育てに疲れて、つい不機嫌になってしまう事はありませんか。
ましてや、仕事との両立がかかってくると、そのストレスたるや半端なく膨れ上がります。
そこで、新築・リフォームで子育て経験のある女性建築家が、少しでもママのストレスを減らせるような注文住宅の設計アドバイスをします。
毎日過ごす住宅だからこそ、できるだけストレスなく家事や子育てがスムーズにのできる家事動線を設計しましょう。
今回の「注文住宅アドバイス:家事動線」は洗濯機置き場と物干しの配置です。
洗濯機って風呂場の横の洗面所にある物って決めつけていませんか。
我が家は、キッチンの流しの後ろ、冷蔵庫の横に洗濯機を置いています。
襟の部分汚れなどの手当てはキッチンシンクでパパッと。
洗濯物はキッチン横のウッドデッキに干しています。
夜、お風呂から上がった時に、自分の洗濯物を持ってきて、洗濯機横のランドリーバスケットに入れます。
※写真の引き戸の中には向かって右から、洗濯機・冷蔵庫・食器棚・レンジ台・食品庫が納められ、手際よく家事がはかどります。
洗濯機は、脱衣室という概念を捨て、家事のしやすい場所に持って来れば、家事動線のストレスも少なくなり、体の負担はもちろん気持ちも時間もゆとりが生まれます。
◆サニタリールーム
やはり洗濯機はバスルームと隣接しておきたいという方には大型のユーティリティスペースを設けてはいかがでしょうか。
アイランド型のリネン庫を設けて、洗濯機・大型洗面ボウルクローゼット・アイロンができる家事カウンターを周りに配置すれば、脱いだ衣類の回収・洗濯・衣類収納がこの場所で完了でき、部屋ごとに衣類を持ち運びする手間も省けます。
調湿作用のあるタイルやボードを貼る設計を図れば、湿気対策もOK。
天井からつりさげできる物干しパイプもあればくもりがちな日も安心してお出かけできます。
大阪の設計事務所・建築家:無二建築設計事務所は、新築・リフォームで「体と心に優しい」にこだわった子育て世代の注文住宅の住宅設計をします。
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