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住まいの10年目レポート

バルコニー・ライフ|自分だけの屋外の過ごし方

無二建築設計事務所 大阪の建築家|住宅設計 リフォーム

 

バルコニーで何をしているのか?

 

暮らしの豊かさは手に入れたか?
なのですが、こんなことでバルコニーを活用しています。

 

●モーニング・ランチ・ディナー
ベランダで食事はたまにします。
絶景なくとも。
これからの季節は気持ちいいかな。
風を感じての食事は格別です。

 

バルコニーでランチ

西日はトーンダウンに最適でした。ビールが進みます。

 

バルコニー|自然の風は心地いい

 朝はぼんやり。空調の風はしんどいけれど、自然の風は心地いいです

 

アウトドア用品大活躍です。
新しい日常 の主力コンテンツになりうるスペースと実感。
突き抜ける青空と風が気持ちいい天気なら最高です。

 

●アサガオ
当初は「グリーンカーテン」を目指しました。
誰に教わったのか、つるは掴まるものを探して確かに上へ伸びてく。
これと決めたら何にでも捉えていくその姿はたくましい。
ですが、誘導が弱かったので、カーテンまでには至らず。

 

アサガオでグリーンカーテンが目標

 アサガオでグリーンカーテンが目標

 

自分で育てて観察日記

自分で育てて観察日記

 

最近は、子どもが学校で育てたアサガオを
夏休み以降は引き継いでいます。

 

●プール
いまや恒例になったバルコニープール。
マンションの構造上、バルコニーに水栓がないので
洗濯機用水栓から引ける20mホースを購入。
シャワーや直線、霧など出方が変えられこれだけでも遊べる。
不便を楽しむのも悪くない。
水打つだけでもかなりの冷却効果を実感

 

日陰つくってプール

日陰つくってプール

 

●夕涼み
キャンドルをともして、珈琲やビール飲むのもいいです。

 

キャンドルともして夕涼み

 キャンドルともして夕涼み

 

とある日の夜空。宵の明星。
西の空に金星が月と接近して大きく見えました。

 

星座の観察もできる

 星座の観察もできる

 

最近は時短などのおかげか、大阪の空でもそこそこたくさん星が見えます

 

花火大会、最遠方の特等席

花火大会、最遠方の特等席

 

●アゲハチョウ
キンカンの木にアゲハがきました。
毎年やってきます。
以前羽化まで数羽育て上げていたこともあってか戻ってくるのかも。
アゲハは母川ならぬ母木回帰の生き物かしらん。

 

アゲハは戻ってくるみたいです。

 アゲハは戻ってくるみたいです。

 

バルコニーは軒先空間である

それで感じたことは、
バルコニーは軒先空間である
という発見でした。

 

軒先で床几に腰掛けて将棋を指す光景がありましたっけ?

軒先で床几に腰掛けて将棋を指す光景がありましたっけ?

 

軒先は日本建築ではよくある空間ですが、近年は少ないかな?
※屋内空間に面積を取りたいという要望が多いためです。

 

どういうわけか、
室内でできることを屋外ですると、
特別感や贅沢な気分になるんです。

 

かき氷も縁側で夕涼み

 かき氷も縁側で夕涼み

 

同じモーニングの食パンでも格別に思える。
なんなんでしょうかね?

 

本格的な庭やデッキを作らなくても。
いまの現状でできることはまだまだあります。
自分だけの外があるってすごく贅沢です。

 

ひと工夫で「外を自分のものに」できるのです。

 

マンションって実は日本的建築?

 

吉田兼好も言っていた、
家の作りやうは、夏をむねとすべし」。

 

特に夏の西向きの窓は何かと厄介で、夕方の西日は夏には堪える。



でも逆を返せば、
朝は明るさは確保しつつも刺すような日差しを遮り
空気も温められていなく風は抜けるので、
夏の朝は読書やコーヒータイムには打ってつけの空間になる

 家の作りやうは、夏をむねとすべし

家の作りやうは、夏をむねとすべし

 

マンションなんか買うときも、南側より西側バルコニーの方がお得だし、
意外と西のバルコニーは夏を旨としてるんじゃないかと意識変換中。
(自己肯定感強め、強がりかも)

 

軒先は雨や日差しをカットできる半屋外空間。
マンションでは各階それぞれにバルコニーがあることが多いので、
軒先が積層しているともいえます。

 

贅沢もしくは面積的な無駄と追いやられていた軒先や縁側といった
日本建築要素を再考するきっかけになりそうと考えたりしています。

そう考えると、マンションの形式ってなんとも日本的なのかな?



これからの季節を見据えて、次はどんなアップデートするかな?

 

 

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