自然素材の住宅・デメリット
前回の自然素材の注文住宅のメリットに続き、今回はデメリットについてお伝えしましょう。
自然素材の中で住宅設計で使用する主な素材として、無垢材・珪藻土・漆喰・和紙などがあります 。
これら木・植物や土からできている自然素材についてお話しします。
自然素材は水分を含む小さな細胞の集合体です。その細胞内の水分量の変化により、調湿作用
があるのですが、反面デメリットもあります。
★ 収縮・膨張します。
自然素材は収縮・膨張を繰り返すため、冬は隙間があいたり、夏や梅雨は盛り上がったりします。
★ 傷つきやすい。
★ 反る・曲がる
細胞内の水分が徐々に抜けて乾燥していく過程で、反りや曲がり・ねじれが発生します。
★ 価格が高くなりがちです。
★ 色のばらつきや節・入り皮などの天然ならではの形状があります。
★ 自然素材本来の臭いによりアレルギー反応が出る場合や、カビや虫などが発生する事があります。
このようなデメリットへの対応策としては、
・乾燥していく過程で生じる反り・曲がり・割れ・ねじれ
→あらかじめ乾燥させた無垢材を用いることで、トラブルを防ぐことができます。
自然素材ゆえの色や形状のばらつき・経年変化などは味わいとして楽しめるなら問題はありません。
あたりまえの事ですが、自然素材のメリット・デメリットを理解して、適材適所に用いることで、ご自身の
暮らしにあった注文住宅の設計をすることが基本ですね。
あくまでも自然素材ですので万能ではありません。
住まいは家族のパートナーとして、共に手をかけていくという気持ちが大切です。
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《自然素材の注文住宅・メリット:大阪の住宅設計》
次回からは、無垢材や漆喰などそれぞれの素材のメリット・デメリットをはじめ、今まで様々な住宅設計を
してきた建築家ならではの設計アドバイスをしていきます。
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