「和紙」で創る自然素材住宅
新築・リフォームで済むほどに愛着が沸く、自然素材：和紙張りの健康住宅の設計。
壁紙にもこだわった注文住宅で、住むほどに味がでる自分だけのライフステージで日々を送りませんか。
壁に使う自然素材は、珪藻土やしっくいなどの左官壁だけではありません。
今回ご紹介するのは、日本で昔から親しまれてきた【和紙】であります。
和紙は、身体にも環境にもやさしい自然素材で、規格化された住宅では物足りない方や、最近では海外の住宅にも取り入られるようになってきました。
日本古来より伝承される和紙は、自然素材である楮（コウゾ）・三椏（ミツマタ）・ケナフ等の自然植物を原材料としていますので身体に害がなく燃やしても環境を損なうことはないので健康住宅・自然素材住宅を創ります。
◆ 楮（コウゾ） クワ科の植物で、繊維が長く太いため、丈夫な紙ができます。
◆ 三椏（ミツマタ） ジンチョウゲ科の植物で、楮（コウゾ）に比べ繊維が短く強さも少し劣りますが、
滑らかで光沢のある紙ができます。
◆ ケナフ アオイ科の植物で、二酸化炭素を大量に吸収し、環境改善作物として注目されています。
和紙は植物の皮を原料をとして漉いて作るため、原料が限られ多量生産ができない為、価格が割高となりがちですが、自然素材ならではの色々なメリットがあります。
ー環境にやさしいー
製造工程で有機溶剤を使うこともなく、主原料が植物のため廃棄しても土に還るので、環境にもやさしい製品です。
糊はビニールクロスで使う化学糊ではなく、澱粉糊を使用します。
澱粉糊は名の通りデンプンが主原料となるため呼吸する和紙の調湿性質を損ないません。
ー人にやさしいー
ビニール壁紙とは違い、和紙は自然素材ならではの原料の繊維の間に隙間があるため、通気性に優れ、調湿作用（吸湿 ・放湿性）がありますので、日本の気候風土に適した素材であります。
ー趣がある空間の演出ー
最近は壁紙用の和紙として、多くの色、風合いの異なる種類が発売されています。
素材自体が持つ独特の風合いは、お薦めです。
和紙には、化学製品にはない自然素材ならではの質感、繊細な色合いや素材感が、空間の演出に一役担ってくれます。
また、多くのバリエーションがあり、麻・わら・雁皮（がんぴ）入りや、白色といっても風合いが異なり、自然素材・天然素材ならではの趣きや、癒し感が味わえます。
ビニールクロスではクロスをつきあわせて貼る為、経年変化の下、継ぎ目が黒ずみ・はがれる事もありますが、和紙は自然素材ゆえに縮むので重ね貼りをするため、継ぎ目の黒ずみなどはなく、重なりの具合が「いい味」になります。
「和み」・「くつろぎ」・「癒し」が感じられる、自然素材・天然素材につつまれた自然素材住宅。
休みの日に家で趣味を楽しみ・リラックスするのが待ち遠しくなる、気持ちがやすらぐ家。
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