シニア世代の平屋建てバリアフリー住宅
シニア世代のご夫婦から受けた要望は、建て替え前の慣れ親しんだ旧宅の間取りと動線を基本に、これからの暮らしや家事が快適に負担なくできるバリアフリー住宅。
住宅（：暮らし）の中心に配したリビングダイニングは、キッチン・トイレ・浴室・洗面室・寝室・客間（和室）に接し、生活動線の短縮化と利便性を高た平面設計を施します。
もう一つの生活動線のこだわりは、プライベートゾーンとお客様のゾーンをきっちり分けたこと。
玄関から廊下を通じて直接客間に入室できます。
トイレには奥の廊下を通じて入れるため、来客時にも慌てることはありません。
地震の時の家具の倒壊にも配慮して、寝室には一切家具は置かず、隣接する家具置き場に集約できるように設計しました。
そして建て替え前の住宅は暗くて寒かったとのお悩みから、どの部屋にも外光が差し込むような住宅設計を施します。
【 浴室のバリアフリー対策 】
●洗面所との入り口の段差解消、適切な手すりの設置にあわせて、浴槽の出入りのしやすさも重要です。
●手すりを使っても浴槽をまたぐことが辛くなったとき、一度浴槽の端に腰かければ楽に入れますので、高齢者向けの浴槽として、浴槽の端が大きく、座っての移動が無理なくできるタイプを採用。
●腰を下ろしたり立ち上がる時のため、シャワー取り付け用のバーは手すりを兼用タイプを選びました。
シニア世代といってもオシャレ心は忘れません。
玄関を開けると落ち着いた淡いグリーンの珪藻土の壁に映える、デザインされた建具がセンスの良さを醸し出します。
★住宅設計データ
・構造設計：重量木骨の木造耐震住宅、木造金物止め工法（木造ＳＥ構法）
・建物床面積：９４．２０㎡ （約２９坪）
・自然素材：琉球イグサ、珪藻土、土佐和紙、ヒノキ、杉、ケヤキ、他
・工事金額：約３０００万円
参考 → → → 高齢者住宅（バリアフリー・平屋建て住宅の設計）
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